カラーセラピーとは?

カラーセラピーとは、色の力を利用して心を癒すセラピーのことです。心身のバランスを整える効果が期待できることから、カラーセラピーをカリキュラムに取り入れる医療施設や福祉施設も増えてきています。

カラーセラピーの起源は古代エジプトにまでさかのぼります。日光を治療に利用する「太陽療法」では、色ガラスを使って光に色をつけ、さまざまな色の光を浴びて療養を図っていたとされています。エジプトだけでなく、世界各地で色には心を癒す力があると考えられてきました。

その後、19世紀に心理学が登場して色彩を研究する理論家が多く現れました。1970年代からは代替療法が流行し、その流れに乗ってカラーセラピーの体系も整えられていきました。現在では、「オーラライト」「センセーション」「リビングカラーCRR」など、さまざまな種類のカラーセラピーが活用されています。

カラーセラピーで得られる効果

ここからは、カラーセラピーで得られる効果を3つ紹介します。

心が癒される

カラーセラピーの主な効果は、カウンセリングを受けた人の心が癒されるということです。色とカウンセリングの効果で心が癒されるだけでなく、相談者はカラーセラピーを通して本来の自分を知り、心が整えられます。今抱えている課題や悩みを発見することにも役立つので、精神的な負担が減って安らかな気持ちになれます。

自分自身を知れる

カラーセラピーでは、相談者は自分の心をあらわす色を直感的に選びます。選んだ色は現在の自分の心の状態を反映しており、意識していなかった本当の自分の気持ちを知ることができます。色を選ぶ過程を通して現在の問題を把握し、悩みを解決できるかもしれません。また、気付いていなかった自分の長所を知り、今より自分を好きになれる可能性もあります。

心身をコントロールできる

心身をコントロールしやすくなるということも、カラーセラピーの効果の一つです。色に備わっている特性を利用すれば、自律神経は整えられるともいわれています。カラーセラピーで自律神経が整えば、悩みやストレスから徐々に解放され、心が軽くなっていく効果が期待できます。

カラーセラピーにおける色ごとの意味

カラーセラピーの基礎となる色彩心理では、色ごとに備わっているイメージや意味を利用します。ここでは、カラーセラピーで使われることが多い12色の意味を、プラスとマイナスに分けて簡単に紹介します。

意味
陽気で幸せな未来を感じさせる、幼稚な雰囲気がある
オレンジユーモラスで活気がある、落ち着きがない
積極性を感じさせる、感情的かつ高圧的
ピンク幸福感や可愛らしさを感じさせる、甘ったるい
赤紫官能的でカリスマ性がある、妖艶で品がない
信頼感にあふれ落ち着きがある、地味でありふれている
理性的で集中力がある、孤独で寂しげ
青紫芸術的で感受性が豊か、青よりも感情的
協調性があり心が安らぐ、優柔不断
純粋無垢で新たな始まりを感じさせる、自己主張にかける
集中力があり意志が強い、協調性がない
グレー効率的で都会的なイメージ、あいまいで真偽が定まらない

カラーセラピーの種類

ここからは、代表的な7種類のカラーセラピーを紹介します。

リュッシャーカラーテスト

心理学者のマックス・リュッシャー氏が1974年に考案したカラーセラピーが、「リュッシャーカラーテスト」です。色彩心理を基礎に体系づけられた正統的な手法で、セラピーだけでなく人材育成や自己分析などにも活用されています。心理学に基づいているので診断結果に信頼がおけますが、他のカラーセラピーに比べると認知度は低いでしょう。

オーラライト

「オーラライト」は1991年にイギリスで生まれたカラーセラピーです。相談者の内側の光(オーラ)と外側の光(ライト)を分析することで、本当の自分に気付かせる方法です。オーラライトでは、色が2層に分かれた80本のボトルから直感的に4本を選ばせて過去から未来を分析します。

1本目と4本目に同じ色が含まれていない場合、相談者は再度ボトルを選ばなくてはなりません。ボトルを選び直す回数が多いほど、潜在的な抵抗が強いとされています。

アヴァターラ

1996年に開発された「アヴァターラ」もイギリス発で、オーラライトに次いで考案されたカラーセラピーです。相談者は、色が2層に分かれた52本のボトルから何本でも好きなものを選び、現在の状況を分析してもらいます。

オーラライトとの違いは、過去からつながる現在までの流れを重視せず、現状の課題のみを分析する点です。ボトルもスリムなので、セラピーに使う道具が持ち運びやすいというメリットがあります。

センセーション

1995年にカナダで考案されたカラーセラピーが「センセーション」です。単色のボトルを10本用いて、相談者はその中から3本または6本を選びます。オーラライトやアヴァターラに比べると非常にシンプルで、理論を重視したリュッシャーカラーテストに近い手法だといえるでしょう。そろえるボトルが少ないため、カラーセラピーの初心者に人気があることも特徴です。

オーラソーマ

「オーラソーマ」は1983年にイギリスで考案された手法で、カラーボトル系セラピーの元祖といわれています。相談者は上下2色に分かれた114本のボトルの中から4本を選び、現在や未来、生まれつき備わっている才能などを読み解いてもらいます。スピリチュアルな傾向が強い手法ですが、カラーセラピーを学ぶうえで知っておいて損はありません。

カラーミラー

「カラーミラー」は南アフリカで生まれたカラーセラピーで、59本のボトルを使用して分析を行います。ボトルの選び方や配置によって、相談者の心身の状態を分析することができます。

リビングカラーCRR

ここまでに紹介した手法とは異なり、カラーボトルを使わずに色のついたカードで分析を行う手法が「リビングカラーCRR」です。全部で8色のカードを使い、その中から3枚を自由に選んで分析を行います。大量のボトルを用意する必要がないため、最も気軽に行えるカラーセラピーの一つです。